副題

長崎能力開発センター・１年目の実践

内容

精神薄弱者が社会でひとり立ちしていくためにはどんな訓練や指導が
必要なのか、このテーマについてユニークな教育実践を試みる職業訓練
施設があります。それが長崎能力開発センターです。全国で初めての
第三セクター方式で運営されるこの施設には、現在２０名の訓練生が、
２年間の生活訓練や職業訓練を受けています。“職場に定着し安定した
社会生活が送れるようになること”それが先生たちの目指す指導目標
です。ここでは職業訓練も、単に技術を習得するためだけの訓練では
ありません。基本的な労働習慣や働くことの意味を教えることが目的
です。また全寮制の共同生活の中では、自活する能力や、集団生活の
ルール、社会性などを指導します。そして、自分で考え、判断できる
自主性を育てることを目指しています。訓練生それぞれの欠点を補い、
長所を伸ばすにはどんな指導が適切なのか、先生たちの試行錯誤は
続きます。長崎能力開発センターが開校してから一年、訓練生と先生
たちは、一人前の社会人としての生き方を、一人一人の個性に合わせ
て、模索してきました。この映画は、そうした１年間の指導プロセスを
追いながら、様々な体験の中で徐々に成長を重ねていく訓練生達の日々
を島原半島の豊かな自然を背景に綴った実践記録です。

メディア情報

教材番号	2041
分類	同和問題啓発 / 人権問題
貸出	不可
インターネット貸出予約	不可
メディア	16ミリフィルム
時間	33分
リーフレット	有
購入年	平成12年
制作・配給	東京映像工房
同一フィルム本数	1本