内容
○企画意図
このドラマは、現実に起きた事例を参考にして、創作されたものです。
一人のドライバーの不注意によって引き起こされた死亡事故。
その被害者家族に与える心の傷が、いかに深いものか。
突然一家の大黒柱を失い、残された幼子を抱えて生きざるを得ない一人の母親。絶望の淵から、もがき苦しみながら、必死に立ち上がろうとする若い母親と幼子。そして加害者に背負わされる重い十字架。
こうした交通事故の悲劇は三度と繰り返してはいけない。
ハンドルを握る全国のドライバーヘ、その責任の重さを強く認識させるために、このドラマは訴えます。
○作品の概要
山麓に秋の気配が漂い始めた秩父三十四札所。その一番寺に、ある巡礼姿の母親と幼子の姿があった。
母親の名は風間広子(小林綾子)。広子は一年前に最愛の夫をドライバーの不注意による交通事故で失った。
平凡だが幸せだった生活から、突然に地獄に突き落とされたような現実。広子は悩んだ挙句、夫の供養のために5歳の娘、菜々を連れて、巡礼の旅に出たのだった。
幼子を連れての巡礼は人目を引く。励ましてくれる人、冷たい日で見る人・・・様々な人と触れ合いながら、加害者のこと、亡き夫のこと、娘のこと、広子の思いは巡る・・・
事故の加害者、久本憲次は交通刑務所の独房の中で、悔やんでも悔やみきれない悔恨の日々を過ごしていた。憲次には由美という婚約者がおり、事故の夜は由美を助手席に乗せ、結婚式場へ打ち合わせに向かう途中だった。約束の時間に遅れ、あせっていて、つい交差点で自転車をはねてしまったのだ。久本の前方不注意だった。命はとりとめたものの、重傷を負った由美。
この若い二人の幸せも、一瞬の過ちによる交通事故もろく崩れ去ってしまうのだった・・・
メディア情報
教材番号 |
D0385
|
分類 |
交通安全 / 非行防止・犯罪防止 |
貸出 |
可
|
インターネット貸出予約 |
可 |
メディア |
DVD |
時間 |
30分 |
リーフレット |
有 |
購入年 |
平成25年度 |
制作・配給 |
東映株式会社 教育映像部 |
同一フィルム本数 |
1本 |