内容
公太とヨシエのきょうだいは、山で炭焼きをしている公平じいさんの小
屋に行くのが楽しみです。秋の山は、おいしい栗やアケビや茸がいっぱ
いとれるからです。じいさん自慢の白炭ができあがった日、公太とヨシ
エ、ふじ(牛)を先に帰らしてから、小屋でひと休みしていると突然戸
板がはずれ黒い大きな熊が顔を出しました。びっくりしたじいさんは、
手当たり次第ものを投げつけ、熊を追い返しました。小屋を閉めて帰る
途中「さっきの熊、もしかして、大きくなったミナクロでは…。」実
は、三年前、悲しそうに鳴く小熊の声に、茂みの中をのぞくと、ひとり
だちしたばかりの若い熊が、苦しんでいました。じいさんは、罠をはず
し、草の葉で包帯をしてから、傷によく効く温泉に入れてやった時、の
どの下に白い三日月の模様がなく、みんな真黒だから、ミナクロと名を
つけ、秘密にしていました。そうです。小屋に来たのは、大きくなった
ミナクロだったのです。鉄砲でうたれ、餌も思うようにとれないミナク
ロは、じいさんを思い出し、小屋にやってきたのでした。しかも今は、
お母さん熊になって、小熊二頭をつれています。じいさんは、公太とヨ
シエにミナクロのことを話そうと、ふたりをフジ(牛)に乗せ、連れだ
って山に戻りました。小屋が荒らされ、足跡から、二頭の小熊が明かり
窓から入り、食べ物を運び出していったことがわかりました。じいさん
から、ミナクロと仲良しになった詳しいいきさつを聞いた公太とヨシエ
は、楽しみにしていた栗の実を、みんなミナクロ親子に譲ることにしま
した。おいしそうに栗を食べる熊の親子を岩陰から見守っていたとき、
木につながれたフジをねらって、凶暴なハグレ熊のゴエモンが姿を現し
ました。
メディア情報
教材番号 |
V1289
|
分類 |
娯楽 |
貸出 |
可
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インターネット貸出予約 |
可 |
メディア |
VHS |
時間 |
23分 |
リーフレット |
無 |
購入年 |
14 |
制作・配給 |
北星株式会社 |
同一フィルム本数 |
1本 |