内容

十代の人工妊娠中絶が近年急増している。性の早熟に伴って性行動が活発化しているのに、若者には自分の性について理解し、自ら望まない妊娠を避けて健康を守るために必要な情報やサービスが行き届いていないためである。妊娠の仕組みや新しい避妊法をわかりやすく解説した作品。
日本での避妊の仕方は古典的避妊法と呼ばれる、コンドーム・膣外射精・基礎体温法がほとんどだが、諸外国では、ピル等の近代的避妊法が主流となっている。日本では「副作用が怖い」「よく分からない」といった声もある近代的避妊法について、必要な理由やメカニズム、その使い方等の疑問や不安に答えてくれる教材。妊娠の仕組みや避妊方法（古典的避妊法・近代的避妊法・緊急避妊法）の種類による違いがＣＧや婦人科医の話により、わかりやすく示されている。また、検査や診察など、実際に患者が避妊の相談にいく視点で描かれている。

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