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ユキワタリ
雪渡り(a)
視聴覚教材

内容

吹雪の夜、イーハトーブの駅から北の果てのベーリングへ向かう最大特
急・夜行列車が出発しました。乗客の中には豪商のタイチ、船乗りの若
者、それにキツネによく似た赤髭の男などがいます。北極の地へ黒狐を
狩猟にいくタイチは、着ている外套を自慢げに見せびらかします。「ほ
ら、これがラッコ裏の内外套、海狸(ビーバー)の中外套、黒狐裏表の
外外套…。それに氷河鼠の頸(くび)の毛皮だけでこさえた上着だ、4
50足分だよ」船乗りの若者はタイチの話を胸が痛くなるような思いで
聞いていました。以前捕鯨船に乗っていた頃、1頭のクジラを仕留めた
時のことを思い出していたのです。若者の銛に仕留められた母クジラの
側を子供クジラ悲しそうに泳いでいた光景。それは胸をひどくしめつ
け、脳裏に焼き付いて離れないものでした。その時、窓の外に不思議な
かがり火が見え、急停車しました。人間の格好をした白熊たちがドカド
カと乗り込んできて、タイチを捕らえました。ピストルを持ってい先頭
に立っているのは赤髭の男でした。北極の動物を狩猟する犯人をつきと
めるために列車に潜り込んだ狐のスパイだったのです。「きさまだな、
電気網をテルマの岸に張らせたのは。さあ、こい!」泣き叫ぶタイチを
列車の外へ引き摺りだそうとしました。その時ピストルを奪ってタイチ
を助けたのは船乗りの若者でした。「おい、熊ども、お前たちのしたこ
とはもっともだ。けれど、おれたちだって仕方ない。生きているには着
物も着なけりゃならない。お前たちが魚を捕るようなもんだ。けれど、
あんまり無法なことはこれから気をつけるように言うから、今度は許し
てくれ」白熊たちは頷いて、列車を止めていた氷の塊を退けました。赤
髭の狐は若者と軽く握手を交わして別れました。

メディア情報
教材番号 V1284-1
分類 娯楽
貸出
インターネット貸出予約
メディア VHS
時間 23分
リーフレット
購入年 14
制作・配給 北星株式会社
同一フィルム本数 1本
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