2022年11月8日更新
10月16日(日)勝央町公民館に伺いました!
令和3年度から始まった、アグリ体験プロジェクト。小学生親子や子育て広場の親子を対象に、若い世代に農業の魅力を伝えることを目的に、季節に応じた野菜の植え付けや収穫を体験します。
令和4年度はトマト、ピーマン、ナス、スイカ、トウモロコシなどの夏野菜や、じゃがいも、落花生、黒豆が作付けされ、夏野菜収穫後は、さつまいもやキャベツ、白菜、大根などの冬野菜が作付けされます。これらの野菜は勝央町公民館の向かいにある畑「勝央ドリームファーム」で栽培されていて、農地管理と作付け計画は、岡山県立勝間田高等学校(以下、勝間田高校)の先生と生徒が行っています。
取材に伺った「第5弾Kidsアグリ体験プロジェクト」の活動は、このドリームファームの「看板色塗り」と「黒豆の枝豆と落花生の収穫」「黒豆の枝豆と落花生の食べ比べ」です。
看板は勝間田高校に制作していただいたとのこと。公募で選ばれたデザインを拡大したものを、最新の技術によりレーザーで加工されています。この看板に子どもたちは分担して自分の好きな色を塗っていきます。
「ブドウの色がきれいに塗れたよ。」
「美味しそうなぶどうになったね。」
「自分のデザインが看板に選ばれてうれしい♪」
みんなで協力してきれいに色が塗れました!!
(写真の下に続く)
「乾いたら、ニスを塗って仕上げるからね。」
看板の色塗りが終わったら、次は黒豆の枝豆と落花生の収穫です。
「ここにも(枝豆が)ある。」「まだ残ってないかな。」
(写真の下に続く)
お母さんといっしょに取り残しがないようにはさみを使って枝豆と落花生を収穫します。親子が夢中になって収穫していると、前もって収穫しておいた黒豆の枝豆と落花生の塩ゆでしたものが、ちょうどゆで上がって運ばれてきました。
「落花生は塩を入れて40分、枝豆は10分ほどゆでたらいいよ。どっちが美味しいか食べ比べてごらん。」
子どもたちは口々に「美味しい!!」「どっちも好き!」と言いながら黒豆の枝豆と落花生を食べ始めました。
「むいた皮は、このあたりに捨ててくれたらいいからね。そうしたら土に帰るから。」
一度食べ始めると止まりません! 皮をむく→食べる→皮を捨てる→次を取る→皮をむく→食べる→皮を捨てる→次を取る・・・。お母さんに「そろそろ帰ろうかな?」と言われ、「うん。」とうなずきながら次の豆を取る子どもたちの姿が可愛らしい。子どもは素直ですね。
(写真の下に続く)
このドリームファームは、勝間田高校の他に、農協「JA晴れの国岡山 勝央支店」が地域貢献活動として水道を引いたり、除草シートを設置したりするなどしてサポートしています。そして、育てられた野菜はアグリ魅力化志援会が販売し、得られた利益が次の作付けの費用の一部に充てられています。
ドリームファームを中心に、勝央町の様々な人たちが関わって実現した、農業の魅力たっぷりの「Kidsアグリ体験プロジェクト」 名前のとおりみんなの夢がつまった公民館講座でした。
県公連は、みなさんとともに「地域の『夢』を育む公民館活動」の充実に向けて取り組んでいます。
ぜひ、みなさんの館のおすすめの講座をご紹介ください。