【中間報告】平成30年度 笠岡市新山公民館

2019年5月22日更新

協働のプロセス(1年目)

・3者(公民館・大学・事務局)で打合せを行い、院生が地域の現状把握の必要性を感じ、院生と地元各種団体
(20団体)代表者との懇親会を公民館主催で行った。

・公民館と院生でワークショップを行い、「地域の課題の洗い出し」と「協働プロジェクトで取り組むテーマの
方向性の共有」を図り、取り組む課題を明確にした。

・ワークショップの結果、「ふるさとへの愛着」がキーワードとして浮かび上がり、子どもたちが将来、「この
まちが好き!」「このまちに帰ってきたい!」「このまちが自慢だ!」と思えるよう、地域として、子どもたち
に関わっていきたいという強い思いをもった。

・学校で行われている「地域学習」のねらいや活動を把握するため、小中学校へ聞き取りを行い、学校のカリキ
ュラム内では取り組みにくい部分に絞って、公民館の強みを生かせるような取組を検討した。

・院生と検討していく中で、公民館としては、「今まで地域の文化的・歴史的な宝については紹介してきたが、
『子どもたち目線での宝』については考えたことがなかった。」「大人がこんなことを経験させてやりたいとい
う講座を企画してきたが、子どもたちの思いを聞くことはあまりなかった。」という公民館側の気付きがあり、
子どもたちが、地域の「自分の宝」(人、食べ物、建物、風景など)を探すことで、地域により興味や関心をも
ち、親しみのあるものがたくさんあることに気付くきっかけになるような講座「まちのお宝探検隊」を企画、実
施した。

◆実施後、「講座に関わった子どもの姿は大人にとっても、公民館にとっても宝物になった。講座を通して新鮮
な気持ちになり、来年度も子どもたちの思いを受け止めながら取り組んでいきたい。」という思いになった。

 

今後に向けて

・子どもたちの思いのつまった地域を大切に思う心情を育てること、地域のために何かしたいという気持ちをもって社会の中で思いを実現できる姿を目指して、「子どもたちのやりたい講座」の企画を行ったり、一緒に運営したりしていきたい。

 

講評者から一言

・院生のアイデアが活かされて、子ども目線で講座がつくられている点が良い。こういう講座により地域の子どもが成長した姿が見られるようになればと感じる。

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