里庄町中央公民館に行ってきました!

2022年11月10日更新

里庄町中央公民館「手話サークル『わかば』と文化協会『陶芸部』の交流会」

10月19日(水)里庄町中央公民館に伺いました!

 里庄町では、平成31年4月1日より「里庄町手話言語条例」が施行されました。地域の方にもっと手話やろう者のことを知ってほしい、また、ろう者の方も、健常者と同じようにいろいろなことに挑戦し、豊かな人生を送ることができるようになってほしいと、今回、「手話サークル『わかば』と文化協会『陶芸部』の交流会」が開催されました。

 今回の交流会では、地元の伝統的な「大原焼き」より高温で焼き締め、湯飲み・角皿・箸置きなどを作ります。最初に陶芸部の先生が、今回の焼きものの作り方を説明しました。先生の横では、参加した全員が分かるように、「わかば」の方が手話をして説明内容を伝えています。

「焼きものを作ったことがある人はいますか。じゃあ初めて作る人は?」

 どうやら今回、初めて焼きもの作りに挑戦する人がたくさんいるようです。粘土が配られると、参加者は「手回しろくろ」の上に粘土を盛り付けて、思い思いの湯飲みを作り始めました。初めての焼きもの作りにみなさんとても楽しそう。一生懸命に「世界に1つだけの湯飲み」を作っています。中には取っ手をつけてコーヒーカップを作ろうとしている人もいます。各テーブルには陶芸部の方がついていて、作り方が分からなくて困っている人がいたらサポートしています。そして、陶芸部の人がろう者に説明をするときは、各テーブルの「わかば」のメンバーが手話で説明を伝えます。

 湯飲みの次は、角皿や箸置きを作りました。お皿に竹串で好きなイラストを描いたり、文化協会の方が用意してくださったものや部屋にある物で、工夫して丸い模様を付けたりしながら作品を作っていきます。そして、作った作品の裏に、誰の作品か分かるように、自分の名前の1文字や好きなマークなどを竹串で書いて終了です。みなさんとっても表現豊かに制作活動に取り組みました。

 個性豊かな作品が次々に出来上がると自然と交流も生まれます。出来上がった作品を見せ合いながら楽しいひとときを過ごし、最後にみんなで「ありがとう」の手話をしました。
「今日みなさんが作った作品は、この後、窯で焼いて完成します。お渡しできるのは・・・」
どんなふうに仕上がるのか、今からとてもわくわくします。焼き上がりが楽しみですね。

 「手話サークル『わかば』と文化協会『陶芸部』の交流会」は、ろう者の方も、そうでない方も、参加した誰もが焼きもの作りを楽しみながら、自分を表現したり、自然と交流が生まれたりする素敵な公民館活動でした。

 県公連は、みなさんとともに「地域の『夢』を育む公民館活動」の充実に向けて取り組んでいます。 ぜひ、みなさんの館のおすすめの講座をご紹介ください。

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